社会福祉法人同愛会 てらん広場を調査

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神奈川県議会 共生社会推進特別委員会県内調査、午後から「社会福祉法人同愛会 てらん広場」の調査を実施しました。
芹が谷やまゆり園開所式の場において、黒岩知事から『当事者目線の障がい福祉実現宣言』が発表され、
その宣言文の中で目指すべき支援としてあげられている事例が「てらん広場」の取り組みです。
大川貴志統括所長よりご説明を頂きました。
「てらん広場」は、小規模のユニットが建ち並ぶ、家庭的な雰囲気の障害者支援施設です。
てらん広場には門がありません。
利用者のほとんどが高度行動障害の方々ですが、施錠もなく拘束もない支援によって、
29年間300名の利用者が地域移行(県施設では3年間で10名程度)される通過型施設となっています。
津久井やまゆり園で17年間車イスに拘束されてきた利用者が、てらん広場を経て、自ら歩き、グループホームに体験入所し、作業にも参加しています。
てらん広場の支援の取り組みは下記の通りです。
◯意思決定支援…入所するためには、本人と目標を整理して約束する「新しい人生をつくろう」。目標があるから頑張れる。
◯職住分離…地域の様々な場所で日中作業、自分に合う仕事を選ぶ(多様な居場所・多くの出会い)→自己肯定感を高めていく
◯個々が望む暮らしを構築…グループホームなどの体験・建設へ
いままでほとんど施設の中で暮らし働いたこともない方々が、自分の意志を示して入所し、自ら楽しそうに生活や作業をしている動画は感動的でした。
近隣の千丸台団地(高齢化率50%超)の高齢者宅のごみ出しや配食等見守り支援といった活動も通じて
地域に貢献し、住民の皆さんからも感謝されているそうです。

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